主に油彩の技法なのですが、水彩やアクリルにも応用できます。
グリザイユからグレーズしていく「透明画法」に対して、「アラ・プリマ」と呼ばれる技法があります。
その説明をした後に実際にモチーフを描いて頂きました。
まずは、グリザイユ(またはカマイユ)で描いていきます。
とにかく、頭を整理して描けるのが特徴の技法なので、色がバラバラになってしまう方や、色を作る時間がかかりすぎて形を描くことが進まないという方にとってもオススメです！
色を絞って描く技法なので、まず、デッサンをするような感じで絵を描いていき、、、
その後に、色彩をはめていくような描き方です。
色を絞って描く分、迷いなく形も増えていきますし、グレーズした層は透明感のあるみずみずしい色彩となります。
古典技法なのですが、現代のリアリズム絵画を描いている作家達もアレンジして使用している画期的な技法ですので、一度この技法で描いて見ると、「目からうろこ」という方もいらっしゃるかもしれません。
参加された皆さんも、様々な画材で、グリザイユとグレーズといった「透明画法」を実践して頂きました。
今後も制作に活かされるのではないでしょうか？
次回の講義は、2015年8月20日(木)です。
まだ、講義の内容は決まっておりませんが、皆さんの「知りたいこと」「聞きたいこと」「学びたいこと」など要望をお聞きして、決めたいと考えておりますので、、、
どしどしとご要望をお寄せください！
